ご挨拶

名誉会長 面川 磐

 私どもの会社は「金属の深孔明け加工」の分野ではわが国で最初に、第2次世界大戦末期にドイツで開発された技術を導入し、加工生産に着手いたしました。以来、専門メーカーとして、独特の技術と先進性が高く評価され着実に発展してまいりました。
特に、操業開始時に、八幡製鐵所(現:新日鐵住金)様を始めとする、各鉄鋼会社がロール爆発事故の問題を抱えていましたが、当社の技術を導入することにより解消し、多くの感謝状を頂いております
 その後、多くの方々のお蔭をもちまして、創業以来50数年間この道一筋に精進し、今日に至りました。今日では、その加工分野において多くの実績を重ね、名実ともにわが国のパイオニアとしての地位を確立いたしました。とくに、当社が誇る「ハイスピードボーリング方式」は能率性、精度の点で他の追従を許さず、生産技術の高度化に伴う数々の厳しい要求にお応えしております。しかし私どもは現状に満足しておりません。当社技術陣はさらに高精密、高品質へと挑戦し、産業界の多様な要請に応えるべく多くの人材と設備の質的な強化をはかって参ります。本社所在地の川崎工場のほか、広島工場では、 2008年4月に建屋一棟の新設。九州工場は北九州市若松区に620坪の土地を取得し、2011年1月に新工場が竣工し、業容を拡大して参りました。これからも技術の向上を図り、それらを集約した高品質の製品を供給することによって皆様のご期待に応えるとともに、ひいては社会に 奉仕することが私どもの念願でもございます。何とぞ、皆様のご指導とご支援をお願い申し上げます。 

  日本高速削孔株式会社                
  名誉会長  面川 磐